こんにちはー(*´∀`*)
最近とても気になっているのがコレ↓

クリックすると大きくなるのでわかるんですが、これは
キャノン EOS 50D 親切マニュアル (マイコミムック)というもので、実家に行った際に、近所の幼馴染から「これ、なかなかいいよ」と言われてからずっと気になっています(´∀`*)
でも、今月はお財布が厳しいので、はちょっとどうかと悩み中
無理して買おうかどうか迷い中です~(^-^;
実家からちょっと借りてくれば迷わなくて済んだのに(笑)
もう一回、Amazonのサイトで確認してこようと思います~♪
わりと当たり前のことが書いてある!ネットが苦手な高齢者向け
この程度の情報なら、ネットでいくらでも手に入るので
わざわざ買わなくても良かったかな?というのが正直な所。
親切マニュアルと書いてある割には
本体を使い続けると必修なとことかは
意外と触れておらず、どちらかといえばデジ一眼レフ
初心者向けといえます。
まあ、高齢者でネット検索などの苦手な人、向けなのでしょう。
キヤノンのHPの無料の講座等の方がよっぽどためになります
不要かな…
僕の感想としては、まだ50Dを持っていない人の購入意欲を刺激する本、という認識です。
40Dとくらべて良いですよ、この機能をONにするとこうですよ、ISOを上げたらこんな感じですよと、カタログの延長程度にしか思えませんでした。
一眼レフ初心者の方がこの本を買って、さあ、夕焼けをキレイに撮りましょうとか、ポートレートを撮りましょうとかできませんよ(^_^;)
それなら構図や露出の本を買って、毎日10枚撮った方が良いと思います。
この本を買ったからと言って、写真が上手にはなりません。
50Dにバンドルしましょう
タイトルに「親切マニュアル」とありますが、これはホント。
機械を使う前にはオフィシャル説明書を熟読すべきなのは百も承知ですが、これが読みにくい。カメラ付属のマニュアルはA6版。A4を2回折りたたんだタバコ2箱分くらいのサイズ。しかもモノクロ印刷です。小さいからレイアウトに余裕がない。大きいイラストや写真が使えない。さらに文章が硬い。
大枚はたいて買ったカメラをこれから使うぞというワクワクした温度感とのギャップが大きすぎるのです。まあそんなことメーカーが考えてくれているとは思いませんが、買って一番最初に開くマニュアルは喜びを後押ししてくれるべきだとは思いませんか?
そういう意味では、紙の束そのものが商品である雑誌を作っている人たちは手慣れています。実はボクも編集稼業なのですが、特にこの本の編集長はコンテンツの建付けが上手いと思います。だからカメラを箱から出してマニュアル代わりにこの本を開いて使い方を見ていくととても楽しい気分になれます。単純に写真はキレイだし、面白く見せようという意図があるし。
ただ上手く行ってないのは微妙な写真の仕上がりの差を見せる部分。40Dと50Dの比較に始まり、レンズの比較やピクチャースタイル、あるいはホワイトバランスの差なんかを見せているページの肝心の印刷が全然ついて行ってません。まあ写真集とかの印刷コストじゃないので無理だと思いますけど。もちろん本文やキャプションではどちらが良いと言いきってくれてますから、文字情報では必要なことが理解できますが、せっかくそれなりに多くの写真を使ったのだからこれで一目瞭然にできたらもっと良かったでしょうね。
50D用レンズ・カタログも1本に1ページを使い、しかも作例を大きく載せていてとても良心的で品の良い作りになっています。これはがっかりなデキの学研の『キヤノンユーザーのためのレンズ選び―グループ別お薦めレンズ59本を厳選紹介! (Gakken Camera Mook)』より全然ちゃんとしてます。まあ50Dとの組み合わせに限定されている強みもありますが、50Dユーザーにとっては35mmフルサイズの話が挟まって情報が薄くなるのは迷惑以外の何物でもないですからね。
カメラマン4人のフォトギャラリーは成功とは言い難いですね。このカメラを買う人あるいは買った人に伝えるべきメッセージを理解して原稿を書いているのは広田泉氏と藤田真郷氏。何がしかのヒントになると思います。後の2人は「それってこのカメラの本じゃなくても書ける一般論でしょ」という内容。この辺は担当編集の力量でしょうねぇ。ちゃんとダメ出しして下さい。
付属ソフト(DPP)の使い方も収録されています。ここは熟読していませんが、悪くなさそうです。できればEOSユーティリティの使い方も取り上げて欲しかったところです。というかバンドルソフト一式の「親切マニュアル」は良い企画だと思いませんか? 部数出るでしょう? ボクも買います。
最後の開発者インタビューは手堅いですが凡庸です。相手の話したいことを聞いて来て書いてもそんなに面白くないんです。こっちが聞きたい事を聞き出して来ないとね。まぁおまけとしては嬉しいかな。
さて、全体としては徹頭徹尾50Dから視点がブレていない(カメラマン2人を除いて)ことが気持ちいいです。「これマニュアルなんで」という筋が通っているあたりとても高く評価しています。むしろキヤノンが副読本としてキットに入れたりしてもいいんじゃないですか?
追記:“本を読んでも写真は上手くならない”というレビューを書かれた方がいらして、それはもうごもっとも。もちろん本を読もうがカメラを買い替えようがそれで写真が上手くなるわけではありません。この本では“50Dに何が出来て、それはどうやって使うのか”が書かれているだけです。でもそれがわからないと新しく買った最新のカメラなのに使い慣れた古いカメラ以下の価値になっちゃいますので“解りやすいマニュアル”には十分存在意義があると思いますよ。
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